あぁ、追憶の風来坊生活 15週6日 | Bossa novaな毎日

あぁ、追憶の風来坊生活 15週6日

現在ワタシは広告代理店で週に3日、お手伝いのような仕事をしている。この仕事は1回目の流産後から始めて、ちょうど丸3年が経過したところ。

今回妊娠が発覚するまでワタシはかなり風来坊的な生活をしていた。
休みの前の日の仕事の後のお楽しみといえば
酒を飲む!!
ことで、しかもワタシは基本的にひとりで飲むのが好きなのだ。

ひとりで飲みに行き、お店のスタッフや店でいつも会う方とお話をしたりする。
そのほうが自分の知らない世界の知識を得たり、いろいろ人脈も作れたりするからだ。たまに友達と飲むのはもちろん楽しいけれど。

さらに飲んだ後に電車や車に揺られて帰るのが嫌いだったので、飲むのは必ず地元。
ワタシには行きつけのワインバーがあったのだ。

そこでかけ付けにシャンパンをあおり、その後はひとりで赤ワインを1本空ける。時にはさらにグラスでもう1,2杯飲んでいい気分になって帰る。

時にはこのお店以外にも飲みに行ったりもしていたから月に10万近くは飲み代に消えていただろうか…。

そうよ、ワタシは酒豪!!

近所の仲のいい友達(子持ちの女性)に夜な夜な呼び出され、朝帰りなんてこともしばしばあった。おなべバーにも行ったなぁ…。
しかしいくら仕事をしているからとはいえ、とても主婦の鑑とは言えない生活である。

夫はというと、お酒はワタシと同じくらい飲めるクチだが、マスコミ関係の仕事をしている割にはそうしょっちゅう飲んで帰ってくるということはなく、ワタシが夜中に帰るとすでにグーグー寝ているということのほうが多かった。

しかしそんな夫もワタシのそんな風来坊な生活を咎めるようなことはほとんどなかった。
あきらめの境地だったのかもしれないが、かなり好き勝手にいろいろやらせてくれた。ここでお礼を述べよう。

夫よ、ありがとう!!

さて、そんな風来坊な生活を続けていたワタシだったが年が明け妊娠が発覚するととたんに毎日おとなしくなった。

それまで飲んで帰る日は早くても帰宅は夜中の1時から2時くらいだったのが、つわりが始まると毎晩夜になると具合が悪かったため22時くらいにはベッドに入ることが多かったのである。

これにはワタシも我ながら驚いたが、一番驚いていたのは夫であった。
人って変われるんだね
だと。

夫はすっかりワタシが夜家にいるようになってうれしそうだが、ワタシはまたいつかあの風来坊生活が恋しく思える日がやってくるのだろうか。(今のところ大丈夫だけど…)