疑惑の赤ワイン 16週0日 | Bossa novaな毎日

疑惑の赤ワイン 16週0日

祝・5ヶ月目突入!!
ってことで今日は今回の妊娠が発覚するきっかけとなったとある出来事を少し。

ワインバーに足しげく通い、風来坊生活を相変わらず続けていたワタシ。
基本的にお酒ならどんな種類でもOKなタイプだったが、ワインバーに通ってるくらいなのだからここしばらくはワインを一番よく飲んでいた。

ワインといっても種類は数あれど、ワタシはことに赤ワイン派でしかもボルドーの濃厚なタイプがお気に入りであった。
あぁ、あの口に含んだときに舌にまとわりつく感じがたまらないぜといったところか。

ワタシの一番大好きな銘柄は「シャトー・ムートン・ロートシルト」という濃厚なタイプの赤ワインなのだが、年代にもよるがレストランなどで飲むと安くても5万円前後。いいビンテージだとケタが変わる。

当然こんなものは年に数回しか飲めないので、普段ひとりで飲むのは1万円くらいのものが多かっただろうか。

今年の1月のある日、ワタシは会社の友人と食事に行くことになりその店でワインを頼むことにした。ワタシは基本的によく知っている店以外ではそんなに高いワインは頼まないことにしていたので、そこでは5000円程度のワインを注文した。

友達と飲みに行ったりした時は、よほどまずいワインでない限りそんなに高いものでなくても美味しく飲める場合がほとんどであるがこの時は違った。

最初は「ワタシってばもうちょっと高いワインでないと美味しく感じなくなってしまったのかしらぁ」とタカビーな事を思ってみたりしたがそんなことはない。
なにせワタシは安い日本酒のぬる燗を愛するオンナでもあったからだ。

折りしもその頃生理は2ヵ月近く来ていなかったし、体温が3週間近く高温を保ったままであった。かつて2ヵ月近く生理がこないことはしばしばあったが、いかんせん今回は体温も高いままであったのでワタシも「もしかして、もしかしちゃったりする??」なーんて薄々思ってみたりもしたが、なかなか検査薬を手に取ることはなかった。

しかし、この頃読んでいた作家の横森理香さんが書いた「横森式おしゃれマタニティ」という本に書かれていたことをふと思い出した。

彼女も「もしかして」と思ったきっかけのひとつに「好きで毎晩飲んでいたワインが突然毒のようにまずく感じた」ことだったらしい。

「もしやワタシもこれと同じクチでは????」

そうしているうちに日に日になんだかすっぱいものが食べたくなったり、なんとなーく気分が悪かったり眠かったりと、典型的な症状が現れ始めワタシも重い腰を上げて検査薬を手に取ったという次第であった。

よく妊娠に気づいたきっかけというものに(生理がこない、高温期が続いたというもの以外で)すっぱいものが食べたくなるなんてのは代表的だが、食行動がきっかけになることが多いのではと思う。

今までめったに食べたいと思わなかったものが異様に食べたくなったり、好きだったものが突然食べたくなくなったりとか。ワタシはある日突然「大衆中華料理屋のチャーハンが食べたい!!」と発狂したことがありました。

今現在赤ワインはというと、今のところまだ匂いもちょっとダメ気味。
シャンパンならいいんですけどね。

きっと人それぞれいろーんなものが食べたくなったのでは??

「人生いろいろ、妊婦もいろいろ」である。