ビバ戌の日!! 18週1日
昨日予告したとおり本日は戌の日だったので、ご多分にもれず一応ワタシも安産祈願に行って来た。
夫の両親もはるばる中部地方から上京し、それはそれは良き日であった。
ズバリ戌の日に安産の神様である水天宮に行くのは初めてだったわけだが、まぁ混雑は予想していたので人の多さに驚くことはなかった。
水天宮へ向かう道沿いにはこの日とばかりに露店が出ていたり、呼び込みをしていたりしたのだが何よりも「ワタシと同じような時期に出産する人って、こんなにいるのね」ということに気付かされた次第である。
水天宮自体はそんなに大きいお宮ではないので、ちょっと人が殺到するととても混んでいるように見えるのだが、こういう安産祈願とかって付き添ってくる人が多いから余計混雑するんだな。
確かにワタシも夫の両親と三人で行ったわけだが「こういうところは、当の妊婦よりもくっついてくる人の人数のほうがはるかに多いからねぇ」と話していた。
水天宮では安産のお札やお守り、そして肝心の腹帯が売っているのだが当然ながら飛ぶように売れていく。さらにお堂の中に入って祈祷していただく特別ご祈祷は別料金。
ヨコシマな発想しかないワタシはつい
「戌の日一日でどのくらいの売り上げ(という表現が正しいかはわからないが)になるんだろう…」
と思ってしまった。あぁワタシってバチ当たり。
しかしワタシはこの特別ご祈祷と言うものはしてもらわなかった。なぜなら
激混み!!
だったから。単純な理由。
なのでワタシはお守りと絵馬(この戌の絵が劇画調でビミョーにコワイ…)を買って、普通にお参りだけをしてきたのである。
そしてここで腹帯を買うこともしなかった。
腹帯は夫の両親が、実家の近くにある安産のお宮で「安産セット」を用意して持ってきてくれたから。
おーありがたや、ありがたや。
さすがに田舎なだけあって、内容は結構ゴーカ。
ゴージャスな箱に入った紅白のさらしの腹帯、普通のさらしの腹帯、お札二枚、お守り、砂糖、お箸二膳、しゃもじがセットになっていて、義母はさらにワコールの腹巻タイプの腹帯、マタニティガードルまで付けてくれた。
そこでひとつ疑問が…
「安産祈願にナゼ砂糖としゃもじとお箸が…。出産後のお宮参りとかなら理解できるのだが」
ということ。ご存知の方、ゼヒお教えください!!
この水天宮では、ここで売っているさらしの腹帯か自分で用意した新品のさらしの腹帯しかご祈祷してもらえないそうで、腹巻やガードルを持ち込んでご祈祷はしていただけないらしい。なので、自分の腹巻やガードルにはお札状になった小切れタイプの腹帯を自分で縫いつけろということのようだ。
そりゃあんなにたくさんの人の腹巻やガードル預かって祈祷するのは大変な作業になっちゃうよなぁ
その点田舎のお宮は持ち込みOKのようで、義母が持ってきてくれた腹巻とガードルにもわざわざ封を開けて安産祈願の印がしてあったのである。
こーゆー時って田舎は融通利くからいいねぇ。
しかし普段はあんなにヘソ曲がりなワタシでも、戌の日ってなんだかいい風習カモなんて思ってしまった。きっと熱心にやるのは初めての出産の時だけになりそうだし、これもいい思い出。
きっとそう思う人が多いから、この現代社会でもなくならないのね。