ベッドを買ってください!! 28週6日
しかしワタシももう8ヶ月も中盤に入っていこうとしていながら、ベビー関連のもので大モノってのを何一つ購入していない。その理由にもうどこのを買うか決めているからってのがあると自分では思っていた。とはいえ、夫婦共に「コレを買うぞ」と決定しているのはベビーカー(STOKKE EXPLORY)しかないと言うことにワタシは気付いてしまったのである!!
先日義母から電話があったときに「赤ちゃんのものとか見に行ったりした??」と聞かれたのだが、ワタシは「うーん、肌着みたいなのはちょろっとだけ買ったんだけど、いかんせんホントにまだピンと来なくて○○さん(夫の名)と一度一緒に見に行ったりして見るともう少し実感湧いてくるのかなぁなんて思うんですよねー」と答えた。
すると義母は「そうやねー。一度一緒に行ってみるといいかもね。お店の方もいろいろ教えてくださるだろうし。でもベッドとかどうする??もしそっちで買うんだったらお金送ったりしてあげるわー」と言ってもらえた。
ありがたやー(-人-)
正直なところ、ワタシはすっかりベビー服にばかり気を取られてベビーベッドのことを忘れていたぜよ…。でも、ベッドもワタシの中では以前「なんとなくこれかなぁ」と思っていたものがあった。
コレ。STOKKE SLEEPI。
妊娠初期に夫になんとなく見せてみたら「丸いデザインがイヤ」とあっさり言われ(夫はどんな物でも丸っこいデザインがナゼかあまりスキではないらしい…)「えー。だって他のはなんてことないフツーのベッドなんだもん」とココロの中でワタシはブーブー思っていた。
しかし、義母から「ベッドはどうする??」と言われたという話を最近してみたところ、夫も以前よりは真剣に考える気になってきたらしく、ワタシは懲りずにまたこのSLEEPIがいいという話をした。すると
「そうねー、丸いデザインはキライだけどこれはなかなかいいね」だと。(ナニが彼をそう思わせたのだろうか…。ま、いっか)
やったゼ!!
このSLEEPI、発売元であるSTOKKE のホームページに詳しく書いてあるが、オプションをそろえることで色々と形を変えて長く使えるようになっているらしい。
生まれて間もない頃は、このベッドをちっちゃく出来るキットを買えば場所も取らずいいカンジ。このカーテンみたいなドレープも当然別売りなのだが、「自分の結婚式のときにドレスと一緒に作ってもらった、トレーンの長いシフォン地のベールひっかけちゃダメかしら」と少々ケチくさいことも思ってみたり。
もう少し子供が成長したらベッドを大きく出来るキットを買うと、こんな風にジュニア用ベッドにもなるらしい。
まぁ買うときは普通のベビーベッドより割高だけど、ベビーの期間が終わっても使えるってことを考えたら元は取れるのかな…。
夫に「ムスメが『ベッドを買ってください!!でないと生まれて行けません!!』と言ってる」と言ったらまんざらでもなさそうな顔してたなぁ。
これからはこのテを使うか!! うひひ。
これがないと!! 28週5日
妊娠してから欠かせなくなったものって皆さんおありですか??
ワタシはしいて言うならマタニティショーツくらいかなぁと思っていたらありました。欠かせないもの。
↑コレ。抱き枕!!
ワタシの妊娠をとても喜んでくれた小学校以来の友人がプレゼントしてくれたもの。
近頃はお腹もずいぶん大きくなり、ベッドに入るときもよっこらしょとつい言ってしまうほどだが、コレにしがみつくとなんだか落ち着くんだな。
たぶんコレがないと安眠できない気がする…。
安定期も過ぎ、8ヶ月目も日に日に過ぎていくってのにワタシは来週3日間ほど大阪へ行く予定にしているのだが、コレなしで眠れるだろうかと少し心配。かといって持っていくわけに行かないしなぁ…。ま、しょうがないか。
ちなみにこの抱き枕の写真を見た夫が一言…
「ツチノコみたいだな…」
確かに(笑)
風に揺れるパンツ 28週2日
ワタシのデカいマタニティショーツが風に揺れていた…。
そこでワタシはふと思った。「んー、何かに似ている…」と。考えること数秒。
イカだ!!
そう。風に揺れていたワタシのベージュのマタニティショーツはまるでイカを開いて干しているかのようだったのである。恐らくここが漁港だったのなら間違いなくワタシのショーツはイカと同調していただろう。
イカ・イカ・マタニティショーツ・イカ・イカと干していても違和感がなさそうだ…。
んなことなイカ??(寒くてスミマセン…)
夫に「ねーねー、なんかワタシのパンツが風になびいてる姿って面白くない??」と聞いたら「デカイねー。なびいてるねー」だと。
マタニティショーツなるものを初めて購入したときは「こんなにデカいパンツがピッタリになるのだろうか??」と思ったが、今やもうそんなに余裕もなくなりつつある。「コレをはくのもあと3ヶ月足らずか…」と自分が妊娠後期に入ったコトを実感したワタシであった。
あうっ!! 28週1日
さて、昨日から妊娠8ヶ月目に突入したワタシであるが、ここ数日胎動がスゴイ!!のである。思い出せば始めて胎動を感じた頃(ワタシの場合19週3日めのことであった)は「コソコソっ、モショモショっ」という微かななんともカワイらしい動きだったが、ここ1週間くらいは
ボコっ!!ボコボコっ!!!!ぐるりんっ…モゾモゾ、ぐにぐにー(お腹が波を打つ…)
といったカンジの動きが一日に何度もある。とってもウレシイのはウレシイが、たまに肋骨の下あたりとか膀胱の辺りを激しく蹴られると
あうっ!!
と思わず声が出てしまう時があるんだな…。実はムスメではなくムスコなのではなかろうか…。と思ってしまいそうになる。
ムスメよ、もう少しお上品に頼みますよ…。
「アナタのムスメなんだからムリです…」という叫びが聞こえてきそうであるが、胎動と言うのはなんともオモシロイものですな。
余談ではあるが、昨日書いた「妊娠したので会社を突然辞めた彼女」はつわりがひどくもう働けないと言ってきたらしい。ふーんってカンジ。(冷たい??)でもその相手が最近別れたばかりの彼氏と言うのであれば、確かこの彼、中国から留学生として日本に来ている学生って言ってた気がする。まぁ相手がその人かどうか知らないからどーでもいいんですケドね…。
なんともなぁ… 28週0日
早いもので今日から8ヶ月に突入した!!
妊娠後期ってヤツね。なんだか一昔前の自分からして見たら、妊娠8ヶ月とか妊娠後期って遥か彼方の次元のことに思えたが実際今自分がその立場になったのかと思うと感慨深い。
さて、そんなある意味個人的には記念すべき日なのだが、ワタシはナゼか気分がモヤっとしている。何故かいうと先日までワタシが働いていた会社での出来事。
ワタシの後に働き始めたヒトが辞めてしまったらしいのだ…。
この事は会社の人からメールで教えてもらった。こう言っちゃあナンだが、結構ワタシに気を揉ませたと言うか、ワタシ自身退職を数日間遅らせてまで(こちら
を参照のこと)いろいろ仕事を教えたのにもう辞めてしまったというのはなんだか気分のいいものではない。
しかも辞めた理由というのが妊娠してしまった!!と言うのだ(*_*)
彼女はワタシより一つ年上だったが(もちろん独身)まだギャルっぽさの残る雰囲気で、高校を出てから定職にはつかずフリーターとして職を転々としていたようだが、まぁウチの会社で働くことになり(バイトだけど)それなりに働く意欲は感じられていたのだが…。
しかも仕事を教えている合間などに「ちょっとだけ付き合ってた彼氏と別れたばかり」なんて言っていたし、「結婚もしたいけどその前に相手見つけなきゃ」なんてことも言っていた矢先なのである。
一昨日病院に行くといって一回連絡があり、その後メールで「妊娠した」と言ってきたらしい。で、それから彼女からは連絡もない状態だとか…。こちらからメールで連絡を取ると「もう会社には行きません」(っていうか行けない??)と返事があったそうな。ってコトは産むつもりなのか??
個人的には「ホントに妊娠したの??」と思わないでもないが、まぁそれ以上の事も聞けず会社的にも人手が急になくなって困っているらしい。そりゃそーだよな。
ワタシは別に学歴や職歴で人を判断しようとは思わないが、どちらかというと非常識と言える彼女の行動を見ると高卒で定職にもついたことない人ってやっぱりこんなもんなのねと思ってしまうココロの狭いワタシ…。まぁこの場合は彼女の人間性の問題だとは思うが。
ワタシも会社を辞めてからは、特に彼女と連絡をとったりはしていなかったが、彼女の妊娠が事実だとしてもなんとなく「おめでとう」とは言えない。腹黒いよなぁ…。
しかもコレはワタシの憶測にしか過ぎないことなのだが、彼女はたぶん初めての妊娠ではない気がする…。なぜならコレも以前話の流れで、彼女はワタシに「私もママになってたかもしれないんですぅ」と話したことがあったからだ。
ワタシは「へー、そうなの」と軽く聞き流しただけだったが、ココロの中では「ってことは堕ろしたってコトね」と解釈した。ま、推測ですが…。
ま、なんとも言えませんが人生いろいろですな。
なんだか今日は個人的なグチでスミマセンm(_ _)m
本日もお天気が悪いので、家にこもってマニキュアを塗りなおしました。
前回よりはストーンが目立っていいカンジかな。
もしかして?? 27週3日
今までのライブでは多いときで20曲以上歌っていたが、今回はたぶん半分くらいになりそう。歌う曲もだいたい決めたのだが、いつもなら定番のボサノヴァの他にもブラジル系のリズムガンガンの曲も結構あったけれど、今回は控えめにしてみた。だって
いくらリーダーが医者とはいえ(産婦人科ではナイ)熱唱してて産気づいたらマズイ!!
と思ったので。(ライブの時ワタシはすでに9ヶ月に入っている…)
本日は3週間ぶりの練習だったので、前の練習のときに比べたら我が子にももうバッチリ聞こえているだろうと思い、ワタシが歌うと反応してくれるかしら??とほのかな期待を胸に歌い始めた。
しかし、数曲歌ってもたいして反応しない。歌ってないときにモソモソっと動くカンジはあるのだが…。
もしかして…
ワタシの歌に興味ナシ??!!
ショック(T_T)
「アナタのマミィはこうして歌っているんだから、ちょっとくらい反応してよぉ!!」と心の中で叫んでも反応せず。でもね、ここは悲観的にならず
「そっ、そうかっ、マミィの歌が心地よくてねんねしてたのねー!!」
といいように解釈することにしますデス。
その後帰宅しワタシが夕食を食べ始めたらボコボコ動き始めた我がムスメ。
アナタの優先順位はマミィの歌より、ごはんなのね…。
久しぶりのセルフケア 27週1日
東京は梅雨入りしたらしい…。ジメジメな季節ですなぁ。
さて、今日の東京はほぼ一日雨降りだったが、こんな雨の中大きい腹を抱えてワタシは化粧品がなくなったので購入してきた。美のためなら雨の中もなんのそのですワ!!
で、そろそろネイルサロンにも行かないとなぁと思っていたのだが、仕事を辞め専業主婦になったワタシはいかんせんヒマ!!で、なにか趣味でも…と思うが特にコレがやってみたいと言うものも思い浮かばない。そこでふと
爪のお手入れを自分でやろうかしら??とひらめいた。
ここ3年ほどワタシはジェルネイルにしていたせいもあって自分で爪の手入れをしたことはなかったのだが、その前はセコセコと自分でお手入れをし、マニキュアを塗り、アートなども施していたのである!!もともとこういう作業ってキライじゃないのよね。
ジェルネイルは普通のマニキュアとは違って除光液では落ちない。ガリガリと表面を削ってもらうのでサロンへ行かなければならないのである。
しかしワタシももう妊娠8ヶ月を目前にし、いくら今のところ早産の気はないとは言え「突然産気づいてしまい入院!!」とか「転んだりした弾みで切迫早産!!」なんて事になった場合爪がバッチリのジェルネイルってのも良くないかなぁ・・・。と思い始め、ジェルから普通のマニキュアに戻そうかとも最近は考えていたのである。
家に帰って、昔使っていたネイルケア用品一式を引っ張り出してみた。
↑コレがその一部。ナゼかちゃんと機械まで持ってるんだな…。(何事も道具をそろえることから入るタイプ…)
さらに、今までジェルネイルを一回やってもらうといつも2万円ちょっとかかっていた。コレを節約すればムスメに「マ・メール」のロンパースがさらに買ってあげられるじゃなーい!!と親バカ炸裂。今までネイルサロン代を節約して夫に何かを買ってあげようと思ったことがあっただろうか!!(いや、ナイね)
なワケでこれから手の爪のお手入れはセルフになりました。って言ってもどうせペディキュアはやってもらいに行くんですケドね…。
余談ですが、今日はCDを購入。
ブラジルのシンガーJoyceのニューアルバム。サイコー!!来月ブルーノート東京で来日公演
があるので観に行くつもりざんす。新譜なので試聴できる事が多いはず。気が向かれた方はゼヒ!!特に2曲目。我がムスメもブラジル音楽好きになってくれるかなぁ…。
ついに始めました 27週0日
今日は検診の日でありました。つい先日3Dをやりに病院へは行ったばかりだったから「また行くのかぁ…」とちょっぴり面倒くさいモード。でも大切な我がムスメの心臓の音を聞かせてもらいに行かなければ!!
贅沢な嘆きなのは十分承知なのだが、なんかこう胎動も毎日ボコボコあるし、性別もとりあえずわかっちゃうと病院へ行く楽しみが以前より減退…。しかもワタシの通う病院は安定期を過ぎると毎回エコーもやらないし。でも特にワタシも心配事がないって言うのはウレシイ事なんですけどね。
本日もベビーのハートはどっきゅんずっきゅん元気に鼓動を打っておりました。余談ですが、この児心音を文字で表現するのって難しくありません??よく「電車の高架下にいるときみたいに聞こえる」と言うし、まぁ確かにそんな感じなんだけれど、もっと「そーそー、その音その音!!」っていうのがワタシには思い浮かばないんですケド…。
前回は診察していただいているときにグルグル動いていたけど、今日はお行儀良く??じっとしてましたワ。今日も尿検査も全部-でオッケー。体重は前回より1キロ増だったけど、木曜日に診てくださる先生(院長ではないんだけど、結構有名な先生らしい。本も出していたり、某大学の産婦人科の名誉教授でいらっしゃるとか…)は体重に関してはいつも何にもおっしゃらないので、特に注意事項はナシ。バッチリでございました。
その後ワタシは電車で10分ほどのところにあるデパートへ。当初はベビー服リサーチのために足を運んだのだが、ついに始めました!!購入を!!
でも今日は軽いジャブ程度(笑)ガッツリ買うのは大蔵省(言い方古い??)と一緒に行ったときにするとして、本日はチョロチョロ買いです。
↑まずはコレ。ラルフローレンレイエットで肌着を二枚。ラルフの子供服ってトラッドすぎる気がして以前はそんなにスキじゃなかったのだが、レイエットと呼ばれるベビーサイズのラインはまぁまぁカワイイ。値段も高くないし。とりあえず長肌着と短肌着。もうちょっと種類が豊富だといいのになぁと思ってしまったが、まぁ新生児用なんてこんなもんよね。
こちらのデパートではコレしか買わなかった。一昨日コメントをしてくださったロビンさんがおっしゃっていた「マ・メール」がこのデパートにも入っていて覗いてみたら、とんでもなくカワイイロンパースを発見してしまい、一瞬勢いで購入してしまいそうになったが、値段も値段だったので(2万円くらい)買ってくれる人と一緒のときにすることにしまひた。(計算高いワタシ。うひひ)
で、デパートを後にして帰り道に寄った雑貨屋の片隅にすこーしだけベビー服が置いてあり、色が可愛かったので白地にスモーキーピンクの水玉模様のコンビ肌着を購入(写真左)地元に戻ってきてふらっと入ったGAPのベビー服コーナーでセールをやっていたのでチラッと見たら60サイズのロンパースがなんと900円!!(写真右)「一回着せてダメになっても惜しくないワ」と思い購入。
何度か書いているようにワタシはデパートの子供服売場で働いたことがあるので、何歳は何サイズというのが結構頭に入っていて、この知識が近頃結構役立つんだな。でもやっぱり大きさは個人差もあるから生まれる前から先を見越したサイズを買いあさるのもなぁ…と思うと事前に買ったはいいが、実際着る期間がほとんどなかったなんてことがありそうだし。
ま、でもこうやって生まれ来る我が子のことを考えながら買い物できる期間なんてたかが知れてるから、今はこの時を楽しむワ!!
さて、デパ地下でつい買ってしまった「焼き鯖寿司」たーべよーっと。っていうか、妊娠してからナマの青み魚って口にしてなかったのだが、焼いてあれば大丈夫??よね…。
単純だなぁ 26週5日
今までさんざんベビーのものよりもオシャレな妊婦を目指すべく自分の服ばかり探したり買ったりしていたのだが、この2日ほど目が行くのはベビーのものばかりになってしまったのだ。
実際まだ購入したりはしていないのだが、リサーチと称してウインドウショッピングをしたり、ベビー服のカタログを見たりしまくっている。
自分のマタニティウエアはもう一通り買いそろえた感があるし、そろそろマタニティ服よりもあぁ、タイトなシルエットのジャケットが着たい!!お気に入りのパンツスーツが着たい!!思いっきりハイヒールも履きたい!!と思い始めてしまいつつあるので、自分のものよりもベビーのものに気が行くいい時期なのかもしれない。
それにしても先日3Dの写真をもらってからと言うものの、一日に何度も眺めては「ほー、これが我が子かぁ。ムフフ」と思っちゃうんだなぁ。
実際病院で3Dをやってもらっているときも院長がいろいろ説明しながら「はい、これがお鼻とお口ですねー。あー、この辺はお母さんに似てますねぇ」なんて言われちゃうと「ムフー。そうかしらぁ??んー、そうかもぉ」とか思ってる自分がいたし。
きっとこんなことみんなに言ってるんだろうケドさっ!!
あー、ワタシってやっぱり単純ね!!
安心したなぁ 26週4日
当初は3Dエコーは別にやらなくてもいいかなと思っていたが、「3Dのほうが確実にわかることが多いので性別が知りたい場合は3Dをやってください」と言われたのでやった次第である。しかし、ワタシにはもう一つ3Dで確認したかった事があるのであった。
それは我が子の顔。
「どっちに似ているかしらぁ」などという理由では決してなく(笑)、ある症状が出ていないかということ。
流産のことを書いたときにホンの少し書いたが、ワタシは口唇裂・口蓋裂という顔の裂奇形の状態で誕生している。特に大きな合併症がなければ基本的に命に別状ある奇形ではないし、奇形の中では比較的発生頻度の多いものなのだが、いかんせん顔という一番目立つところに起こる奇形なのでこういう状態で産まれてくる事があるということを無知であった場合、そのショックは計り知れないものであろう。
この奇形がどういうものかというと、字の如く口唇裂は唇と鼻の間がパックリ裂けた状態であること。口蓋裂は口蓋(カルピス飲んだときに膜がはった感じになるところね)が裂けたというか割れた状態であることである。
先に書いたように、基本的に命に別状があるわけではないのだが、裂けた状態のままだと哺乳する力が弱く、見た目の問題もあるので口唇裂は生後3ヶ月くらい、口蓋裂は1歳を過ぎたあたりで閉じた状態にする手術が行われる。なので現在もうっすらではあるがワタシの鼻と唇の間、そして口蓋には手術の後が残っている。
ワタシの母はこういう奇形があるということをワタシが産まれるまで知らなかったらしく、産まれたワタシを見て「正直言うと『私の赤ちゃんじゃない』と最初は思ったわ」と以前話してくれた。近所の人に見られるのがイヤで引っ越しまでしたらしい。
両親の身内にもこの状態で生まれた者は一人もいなかったので、遺伝などではなく突発的にワタシに発症したのである。
しかし、実際ワタシが妊娠したことによってワタシ自身「子供に遺伝しないだろうか」と不安に思ったことはある。ワタシの場合自分がそうだったのだから母ほどショックはないだろうけれど、特に問題なく生まれてくれればなぁと思っていたのは事実。
今回、妊娠初期に「あの、ワタシ口唇裂と口蓋裂持ちなんですが、遺伝したりするんでしょうか??」と尋ねたら「んー、確実に遺伝する症状ではないけれど、因子を持っていない人に比べると少しだけ発症する確立は上がるのは事実です。でも気にしないほうがいいですよ。今は手術でいくらでもきれいになるしね」と言われた。
確かにワタシも最初は気にしたけれど、「気にしたところでもしそうだったらそれはそれで「ワタシの子」という証なのだから手術でもなんでもしてきれいにしてあげればいいや」と思うようにした。ワタシが生まれた30年近く前の手術の技術でさえ、結構きれいに治してもらっているのだから、この現代医学の技術をもってすればチョチョイのチョイだよなぁと。
なワケでつらつらと書いたけれども、今回我が子はどうだったかというと口唇裂に関しては大丈夫な様子。実際3Dで見てもらっているときに院長に尋ねたら「うん。大丈夫ですね。ちゃんとくっついてますよ」と言ってもらえた。口蓋裂は生まれてみないとはっきりしないようだが、口蓋裂が単独で発症することは少ないのでひとまず大丈夫そうかなぁと思っている。
安心したなぁ…。
↓我がムスメ。わかりづらいな…。